世界遺産も宮廷料理も楽しめる街、フエ
ベトナム最後の王朝があったフエは、日本で言えば京都のようなところ。ベトナム初の世界遺産もここにあります。
新市街にぎゅっとレストラン、バー、スパなど詰まっていて便利です。
フエまでの行き方
フエには国際空港があり、日本からは直行便はありませんが、ハノイ、ホーチミン経由でいけます。
今回は、ダナンから電車の旅を選んでみました。ちなみにバスでも同じぐらいの料金で行くことができます。
ダナンからフエまでの電車はソフトシートで片道100,000ドン(約500円)。約3時間30分ほどで到着します。ちなみにハードシートは、木製で長時間座っているのはきつそうでした。値段も大して変わりらないので、ソフトシートをお勧めします。
ちなみに、ソフトシートはこんな感じ。
フエ駅はかわいいピンク色!
プラットホームにはたくさんのお土産屋さんがあって、雑多に食べ物から衣類まで並べてあります。
ベトナム鉄道のサイトで時間と金額は確認できますが、日本発行のクレジットカードでは購入できませんでした。直接、駅に行って窓口にて現金で購入しました。
フエの観光、世界遺産
新市街にレストランやホテルが集まりこじんまりとしています。またフォーン川を挟んで、旧市街に 世界遺産でもある阮朝王宮があります。この王朝はベトナムの最後の王朝だそうです。
阮朝王宮の敷地は広く、たっぷりと半日ぐらいかけて見ることをおすすめします。また、敷地内には、ベトナム伝統のものを体験できる場所もあります。
阮朝(グエンちょう)王宮 Imperical City
夜はライトアップされて幻想的です。
太和殿
王宮の正面になります。
長生殿
サーロン帝が母親のために立てた家です。
2時間のガイドをつけることもできます。日本語のガイドの話を隣で聞いていると、「王さまは悪い人が多かったので早く死んだ」とか「愛人が500人ぐらいいた」など面白い話もしていましたよ。
フラッグタワー
ベトナムの大きな旗が1日中ゆらりゆれています。結構あちこちから見えるので、目印にもなります。夜はここもライトアップされて綺麗です。
カイディン帝廟 Khai Dinh Tomb
郊外にある皇帝の立派なお墓です。ツアーにも入っている観光地で多くの人が訪れます。
豪華なカイディン帝のお墓。写真も祀られています。
また、フランスから送られた陶器などがたくさん展示されていました。19世紀から深く関わってきたのがわかります。
ティエンムー寺 Thien Mu Pagoda
慈悲の寺、パゴダが真ん中に印象的に立っています。ベトナム戦争中に住職が抗議して焼身自殺したお寺としても知られています。
1601年に建築されたのですが、漢字で慈悲、などの文字が書かれています。
あまり目立たないけど、ここの名物として2トンの鐘が展示されています。
他にもツアーにトゥドゥック帝廟Tu Duc Tomb、線香村 Incense Stick Villageが上記に入って、12ドルぐらいのパッケージになっているものが多いようです。
ツアーには入場料は入っていません。王宮の入場料は15万ドン(約750円)と安くはありません。
ちなみに私はバイクを借りて、全部回ってみましたが遠くないので全然回れる距離です。
バイクレンタルの相場は、1日6ドルです。
フエ フェスティバル 2018
フエでは毎年国際的なフェスティバルが開かれています。ちょうど私が訪れた4月に開催されていたので、まずはオープニングセレモニーに参加しました。入場料は2万ドン(約1000円)です。
場所は、旧市街なんですがバイク、バイク、バイクの群! 凄い数で中々前に進みません。その中をソンテオ(自転車の乗り物)に乗っているとかなりの違和感が。。。
セレモニーはちょっと長い偉い人の話があった後、花火がどーん、どーんと勢いよく上がり、始まりました。
続いてベトナムの伝統舞踊、海外各地のエンターテイメントが続きます。
フエ フェスティバルは1週間続き、街中にも幾つかスポットがあり、いろんな種類の音楽が楽しめます。
こちらは夜行われたフランスでビートボックス1位に輝いたBerywamというバンド。チケットを購入する必要がありますが、あっという間の1時間でした。
フエのおすすめスパ
ベトナムといえばスパ。フエでも人気のシャイニング スパShining Spaに行ってみました。
30%のディスカウント中だったので、1時間のアロママッサージが23万ドン(約1,150円)という安さ!
セレーナホテルの中で、中も小綺麗な感じです。施術する人もとても上手で、さすがレビューがいいわけだと思いました。もし、フエに行くことがあればリピートしてみたいスパです。
宮廷料理
イータオ ガーデン(Y Tao Garden)
フエは最後の王朝があったところで、宮廷料理が食べれるという情報を聞いていたので、早速予約して行ってきました。ホテルの人から要予約と言われたけど、私が行った時は、あまり人がいなかったな。
でも、とにかく特別なお料理なんです!
宮廷料理で一番有名なのが、イータオ ガーデン。内装はシックな大人の装いで、期待度がアップします。
メニューは1から6まであり、デザートも入れて7品。値段は23万ドン(約1150円)から。安い!! ちなみに、メニュー1と6を頼んでみました。
スタートは人参をカービンして作った鳥に揚げ春巻きが刺さっています。パイナップルは中からライティングされていて、幻想的な感じ。
2皿目はスープ。コースによって違います。
3皿目は、ベトナムの定番パンケーキ、バインセオ。
4皿目は、初めてのフィグのサラダ。サラダというよりはスナックという感じ。
ベジタリアンメニューの5皿目は、レモングラス風味の揚げ豆腐。中に野菜が詰めてあり、結構美味しい。
ほぼ同時に亀の形をしたフライドライスもやってきました。亀の顔が愛嬌がある!
最後のデザートは、和菓子のような丸いお菓子とオレンジが出てきました。綺麗ですが味は普通かな。
まあ、この値段でコースを食べれるのは超お得です。場所もしっとりとした落ち着くお店です。一緒に頼んだJacobsの赤ワインが料理の3倍近くしましたが。ベトナムでワインがもう少し安くなればいいな。
その他のおすすめカフェ&レストラン
新市街にあるバー&レストラン。名前がTypsi ?のような。忘れてしまいました。
ここは、1日中ハッピーアワーをやっていて、1杯頼むと1杯無料でついてきます。ただし、モヒート、ローカルビール、トムコリンズのみ。
お料理もローカルのものからギリシャ風サラダまで色々。モヒートの味も美味しかったので、滞在中2度行きました。
バイクで移動中に路地裏で見つけたお店。ゲストハウスもやっていて、トイレも清潔で気に入りました。
米粉のヌードルにエビが乗っているものをチョイス。
見た目も可愛いし、味もよく値段も二人分で飲み物も入れて1000円しなかったかな。
新市街のツアーリストオフィス隣にあるフエ郷土料理のお店。かなりローカルな雰囲気です。
メニューに全部が入ったコンボがあり、下の写真は二人分。
バナナの葉を開けると、多分タピオカ粉をベースにエビを入れて蒸してある一品が。ソースをつけると素朴な味で美味しい。
せちらは、レーナホテルの斜向かいにあるコーヒーショップ、シェアコーヒーShare coffee。
ドリップコーヒーがゆっくりと落ちて、読書しながらゆったりとした時間を楽しみました。
番外編
ベトナムでお腹を壊す方も結構多いと思います。そんな時に助けになるのが、薬屋さん。場所によって店構えが違いますが、フエの薬屋さんは、下の可愛い看護婦さんのイラストでわかりやすい!
病状を説明すると、必要な分だけ小分けして売ってくれます。日本みたいに箱買いではないんですね。値段もすごく安くて、日本の薬より強めなので、飲むとかなり早く下痢なんかは治ります。
まとめ
初めはダナンから日帰りで行こうとしていたフエ。でも、実際に行って見ると世界遺産や感じのいいレストラン、バー、カフェ、スパがたくさん。結局、3泊することになりました。
フエでは現地の人も夜はたくさん飲んでいて、その飲みっぷりにびっくり。飲んでしまったビールを足元に置くのが現地流らしく、ビール缶や瓶がゴロゴロ。ハイネケンが世界で一番飲まれている国がベトナムと聞いたことがあったのですが、なるほどね、と思いました。
特にフェスのある時期に行くと、倍以上に楽しまますよ。
では、楽しんで!